歯止めがきかなくなる

「私たちは何？」
「スパイ。噓をつく生き物だ」

監督　橘正紀　構成　大河內一樓　音楽　梶原由紀
製作　Studio 3Hz ×　Actas Inc
近年のアニメではなかなか見られない豪華スタッフが揃っていたのです。
久しぶりに熱中して見れるアニメでした。
設定、世界観、作畫、音楽、どれも今までに見たアニメの中でも劣っていないレベルだと感じました。
とにかく良質の作品です。腳本、作畫、キャラ立ち、演技…全てが高水準で溶け合っています。

架空の技術が混じりこんだ蒸気機関全盛の１９世紀末ヨーロッパの、東西に壁で分斷された架空のロンドンで繰り広げられるエスピオナージ。設定からうかがえるように、壁で分斷されたベルリンに象徴される冷戦時代の冒険小說のパロディのような物語世界。
シリアスや鬱な回もあれば、日常描寫のユルい回もあり。激しい戦闘でアクションに見入ってしまう回もあり。
スパイアクションモノと言う事で、ストーリーもオチがしっかりしてて楽しめました。
「1話で惹きこまれ、2話で騙されていたことを知り、5話の殺陣に興奮し、6話EDに泣き、8話で歯止めが効かなくなった。」

2期がほしい反面、せっかく皆無事だったんだしこのままハッピーエンドでもいいかなって思っています。（笑