何のために生きてる?


3樓貓 發佈時間:2022-06-28 21:55:55 作者:𓆡𓆝𓆟𓆜𓆞 Language

あのサソリが死んだ。暁の末路はみんなろくなもんじゃない。 それぞれの戦いから見ると、あいつら全員悪魔だと斷言しきれない。 では、そもそも何のために暁に入ったのか? デイダラの記憶から見れば、最初はただイタチの寫輪眼に見入れ、イタチの能力に憧れただけに暁に入った。 あの時、今だってすごく子供っぽい。何を言っても、必ず「うん」って語尾をつけ、己の言葉を肯定してるように見える。 反國家分子に加擔して爆破テロを起こしたのは目的がなく、ただそれが己の芸術だと思ってた。 まあ、たいしたガキだったけど、どうしようもないガキだった。 憧れてる相手を倒すため、そして自分の技を鍛えるためにぼんやりと暁に入った。 尾獣を捕まえるのも「芸術家ってのはより強い刺激を求めてねーと感情がぶっちまう」って、 ガアラが奪われたあと、「俺のノルマが終わってんだろう」ってゼツに言った。 それから敵でもないサスケにも戦爭を挑発した。あの時どんな気持ちを持ってたんだろう。弱肉強食?己の器を量る?分かんない。 でも一つだけは分かった。イタチを倒すのはあいつにとってようやくできた唯一の目的、それも自爆に伴い、なくなった。 バカで悲しい奴だった。 デイダラの両親に関する情報はアニメや漫畫にも說明してなかった。あいつはどうしてこうなったのか斷定しにくい。 それをさておき、サソリの生き様を見よう。 まずはサソリがチヨバアとの戦いから分析する。戦後、チヨバアはこう言った。 「本來なら倒されていたのはわしのほうじゃった。サソリにはわしの最後の攻撃が見え取った。じゃが、どういうわけがかわせなかった。少しの隙が生じた。」 チヨバアはサソリのおばあさまだ。人生ってのは皮肉なもんだな。自分の手で孫を殺したとは。 「わしらはとうに隠居の身じゃ、今更世俗に何の未練もないわい。あるとすりゃ、もう一度孫の顏を拝みたいくらいでの…」 抜け忍になった孫にもう一度會いたいという夢を持って、ずっと生きてきた。孫が死んだ後 「わしも長生きしすぎた」と感無量たらざるをえなかった。 「かつてわしのしてきたことは間違いばかりじゃった。しかし、最後の最後になって正しいことがやっとできそうじゃ。」 償いのためか、裡の將來のためか、最後に風影のガアラを助けるために自分の命を代償として転生忍術を使った。 孫との再會、そしてその最愛の孫をこの手で死なせた以上、もうすでにこの世に何の未練もないだろう。 サソリは死ぬ前にサクラにこう言った。「人形になり切れない人間、俺は傀儡だが、生身の核を持つ不完全な傀儡だ。人でもなく人形でもない。」 生きてる自分に何故自ら「臓物を引きずり出す、きれいに洗ったら次は血抜き、腐らないように処理したら仕込みを組んで」までして人形になりたいんだろう。 いつもせっかちで「待つのはいや、待たされるのもいや」を口癖としてしてた。デイダラと喧譁する時もいつも「芸術は永久の美」とか何とか言ってた。 こんな思いさせてせっかちになったのはたぶんあの出來事だろう。自分はまだ赤ん坊の時両親が任務で殉職した。 だが「お父さまとお母さまはいつ戻られますか」っておばあさまに聞いたら、いつも 「帰ってくるのはまだしばらく先になりそうなのじゃ。わしと一緒に帰りを待ってと連絡が入ったところじゃ。待ってるな、サソリ。」って誤魔化された。 十分待ってたんだ、もうこれ以上待ちきれなかった。 父と母の優しさや愛情を感じるために両親の近づく傀儡を作った。ちょっとでもいいから親に抱きしめられた覚えができたかった。 だが、その傀儡の両親ですら思い切り倒れた。実はとっくに感じただろう。両親は永遠に帰ってこなかったことを。 それでも心のどこかで両親への思いを封じて少しでも奇蹟を望んでたんだろう。そうでないと生きられないんだ。事実を受けるのは辛いんだから。 けど、その思いですら何ができる? 「心を失くせば、迷いはない。それが本當の強い忍びだ。」と裡やおばあさまからそう教われてきた。 心を抹殺しようと、裡を出て抜け忍になった。裡には辛い思いは一杯だから。ミッションでガアラを奪った後「もう二度と來ることもねーな」って言った。 しかし、チヨバアと戦う時、どんな気持ちを持ってたんだろう。久々におばあさまとの再會だから一緒に遊んでくれって思ってんのか?それとも… どっちにしても結局自らわなに入って父と母の剣で生身の核に刺された、いや刺されたというよりそうさせたんだ。 最後にお父さまとお母さまの懐に抱かれて欲しい。その考えはたぶんチヨバアが両親の傀儡を披露したとたんかな、胸がぴくんとした。 そんなこと相手に知らせたくなかった。だから暴れたんだ。自分の感情を塞ぐために。だが失敗した。自分の感情を消そうとして消せなかった。 「もうじき動かなくなる。その前に俺も無駄なことしてやろう。俺を倒した褒美だ。」死ぬ直前に嬉しかったんだろう。 もうお父さまとお母さまの帰りを待つのは要らない、じきに會える、あの世で。でも、本當は後悔もしてたんだろう。 おばあさまは自分のために長年をかけ、編み出した転生忍術、術者の命が盡きるのと交換で傀儡に命を吹き込むことができる。だが、自分は… 「くだらねーな。いつからボケた?ババア…」己の感動を隠し、わざと不孝なことを言い出した。あいつも感無量たらざるを得なかっただろう。 強情な奴だった。だが感動しやすい純粋な奴だった。 あいつは、サソリは傀儡になったお父さまとお母さまに近づきたかった。だから己の身を改裝したんだ。だが生身とともに感情を、魂を抹殺できなかった。 ずっと心から愛情を欲しがったんだ。どうしてくれなかったんだろう、おばあさま、何でいつも相手にしてくれなくて騙し続けるんだろう。 親に近づくため、そしておばあさまへの思いをしながらここまで生きてきた。 真実を、おばあさまはずっと自分を愛してる事実を知った上でほっとした。密かに抜け忍になっておばあさまに色々心配かけたことも悔しがった。 だが、償いたくても償えないこともある。それでも、少しでも償いたかった。だからサクラに天地橋の話をしたんだ。 何だか知らないけど、サソリの顏を見るとガアラのことを思い出す。あいつもそうだった。中忍試験の時にナルトにこう言った。 「俺は何のために存在し生きて続けてるのか。そう考えた時答えが見つからなかった。だが生きてる間はその理由が必要なんだ。でなければ、死んでいるのと同じだ。そして俺はこう結論した。俺は俺以外の人間を殺すために存在している。いつ暗殺されるも分からぬ死の恐怖の中でようやく安とした。暗殺者を殺し続けることで生きている理由を認識できるようになったんだ。自分のためにだけ戦い、自分を愛して生きる。他人はすべてそれを感じさせてくれるために存在していると思えばこれほど素晴らしい世界はない。この世で俺に生きてる喜びを実感させてくれる殺すべき他者が存在し続ける限り、俺の存在は消えない。」 そして、サスケの修行を覗き、こう質問した。「お前の目的は何だ?何のために力を求める?」 人はそれぞれ違う、他人の目的を聞くつもりは何だ。 自分の生き様を確かめるから。だってサスケは「俺と同じ目をしてる 」から。自分が今までしてきたこと、自分の考えは正しいかどうか、それを確かめたかった。 そう言えば、あの少年、白もナルトに同じことを聞いたんだ。夜更かしまで修行して強くなりたいナルトが疲れてうっかりと森に寢てる姿を見てあいつを起こした。 「何で修行なんかしてるんですか?」 「俺ってばもっと強くなりてーんだ。」 「でも君はもう十分強そうに見えますよ。」 「だめだめ。俺ってばもっともっと強くなりてーの。」 「それは何のために?」 「俺の裡で一番の忍者になるため、みんなに俺の力を認めさせてやんだよ。それと、今はあることをある奴に證明するためだ。」 「それは誰かのためですか?それとも自分のためですか?君には大切な人はいますか?」 「大切?何が言いたいんだ?姉ちゃん。」 「人は大切な何かを守りたいと思った時に本當に強くなれるものなんです。」 白はザブザを守るためカカシの雷切に急所を刺されて死んだ。 微笑んで…正に文字どおり真っ白な少年だった。 ザブザは帰る場所のない一人ぼっちの地獄から白を救えてくれたんだ。だから必死でもザブザを守らなければならなかった。たとえザブザの道具としても構わない。 何かキミマロの生き様とぴったりだ。 「己の崇拝するものの名譽が傷つけられると感じると、己がひどく傷ついて激動する。崇拝するものが大切であれば大切であるほど、その大切なもののために戦う。あいつもうずまきナルトと同じだったな。ただ、己にとって大切なものが必ずしも善であるとは限らない。たとえそれが悪だと分かっていても、人は孤獨には勝てない。」 ナルトは中忍試験の戦いに通じてガアラを孤獨の地獄から救えてくれたんだ。ガアラに新たな生きてる理由を與えたんだ。繋がりを大切にするってのことを。 ナルトは生まれながらずっと一人ぼっちだった。けど、イルカ先生が認めてくれてから生きてることを始めて実感できたんだ。 あいつはみんなに認められたくて一生懸命で、火影の夢のためだったらいつだって命がけなんだ。 あいつはもう泣き飽きてるんだろう。だから強いっていうことの本當の意味を知ってる。

動畫信息

火影忍者
中文名:火影忍者
原 名:NARUTO -ナルト-
又 名:狐忍 / Naruto
首 播:2002-10-03(日本)
IMDb:tt0409591

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