泣かせられたセリフメモとまぁ一応感想


3樓貓 發佈時間:2022-07-23 02:05:29 作者:馬賽克少女 Language

ブログとして使ってたから、予め「すまん」と言っておく。

第08話:鳥

「ごめんね、こんなことしかしてあげられなくて。私、自分の名前さえ思い出せないの。灰羽はみんなそうなんだって。だから私、あなたが誰なのか、思い出せない。ただ、大切な誰かとしか…
私、いつも一人ぼっちで、自分が居なくても、誰も悲しんだりしないって、思ってた。だから、消えてしまいたいって、思った。でも、あなたが側にいてくれた。鳥になって、壁を超えて、私が一人じゃなかったんだって、伝えようとしてたんだね」

第09話: 井戸·再生·謎掛け

「あの鳥は、私が知っていた誰かなんです!私のことを心配してた。なのに私…それをわかろうともしないで…」
「思い出せない誰かのことをなぜそこまで悲しむ?」
「わからない。でも私は誰かを傷つけてしまった。」

「ここじゃない、どこか知らない場所で、私はずっと一人ぼっちだと思い込んでました。自分がいなくなっても、誰も気にもしてくれないって。だから私、消えてしまいたいと思ったんです。そしたら、空の上にいる夢を見て。でも思い出したんです、夢の中に鳥がいました。鳥の姿になって、私を呼び戻そうとした。私は一人ぼっちじゃなかった。なのに、私…」

「私は罪人で、ここに居ちゃいけないなら、どこか私の居るべき場所に連れて行ってください。ここは…この街は私にとって幸せすぎます。みんな優しくて、誰からも大事にされて、居た堪れないんです。もし私の見た夢が本當なら、私、帰りたい。帰って謝らなきゃ…」

「罪を知る者に、罪はない。これは罪の環という謎掛けだ。では汝に問う、汝は罪人なりや」
「私は、繭の夢がもし本當なら、やはり罪人だと思います」
「では、お前は罪を知る者か」
「だとしたら、私の罪は消えるのですか」
「ならばもう一度問おう。罪を知る者に、罪はない。では、汝は罪人なりや」
「あぁ、罪がないと思ったら、今度は罪人になってしまう」
「恐らくそれは、罪に憑かれるということだろう。罪の在処を求めて、同じ環の中に回り続け、いつか出口を見失う」

第13話:レキの世界·祈り·終章

「…自分を、舍てたんだ。あたしはね、落下。ずっと、良い灰羽であり続ければ、いつかはこの罪悪感から逃れられると思ってた。お笑い種だ。私にとって、この街は牢獄だったんだ。壁の意味するは、死だ。ここは死によって隔てられているんだ。そして、この部屋は…この部屋は繭だ。この昏い夢から私はとうとう抜け出すことが出來なかった。有りもしない救いを求めて、七年間…ずっと。
誰かを信じるたびに、必ず裡切られた。だからいつか、信じるのをやめた。傷つかないで済むように。あたしはただの、石ころになった。皮肉なもんだね。心を閉ざして親切に振舞えば、みんなが私を良い灰羽だという。あたしの心の中は、こんなにも昏く…汚れているのに…
落下は気付かなかったんだね。私が、どれだけラッカのことを妬んでいたか。同じ罪憑きなのに、落下だけが赦された。みんな、あたしを置いて行ってしまう。空が巣立った時も、心の何処かで空を妬み、そんな自分を心底軽蔑している。
あたしはただ救いが欲しかったんだ。誰の役に立っている時だけ、あたしが自分の罪を忘れることが出來た。そしていつか神様が來て、赦しを與えてくれるんじゃないかって。そればかり考えていた。
落下、あたしにとって、落下は落下でなくとも、よかったんだ。落下の繭を見つけた時、あたしは賭けをしたんだ。“この灰羽が私を信じてくれたなら、あたしは赦される”、無理矢理自分に言い聞かせた。だから優しいふりをした、繭から生まれたのは誰かなんて、関系なかった。全部噓だったんだ。
あたしは自分さえ救われればよかったんだ」

「はじめから、赦さるわけがなかった」

「あたしには、救われる資格なんてない」
「あたしは、“助けて”って言うことも出來ないの。誰かを信じるのが、そんなに怖い?」
「もう裡切られるのが嫌なんだ!夢の中でも、この街でも。どれだけ願っても、一度も救いは訪れなかったじゃないか!」
「だって、礫は一度も”助けて”なんて言わなかったんだもの。ずっと、待ってただけ」
「…。怖かった。もし心から助けを求めたら、誰も返事をしてくれなかったら、本當に一人ぼっちだとしたらッ…!」

おわり。

やだなにこれ私的な…^q^

夜中の四時半から朝八時まで泣き続けたせいで、目が赤く腫れて痛い。
滝のように涙が止まらない、枕を濡らして鼻水垂れ流して脫水症狀が出る程に泣いた。
涙でくすんだ心のカビを洗い流してくれたかも。
久しぶりにマジ泣きをして、スッキリした。
これもまた、「何の話なのかがわからない」という感想を得て、評価を低くする人たちこそ幸せ者のなによりの證明とも言える一作だ。

正直に言うと、これ観る直前まではいつどうやって死ぬかとと半ば本気で考えてた程に精神的に追い詰められてたとこだった。
本當は何度も何度も実行の一歩手前で寸止めした経験を持ってたものだから、特にビルから飛び降り自殺なんて真実味1000%越えの悪夢をみたせいで、落下の気持ち身に沁みて判る。
一方、その鳥の骸は私の中で私のために死んでいった名も無き者たちの具現であり、それを想起させられて、また罪悪感に襲われた。
そしてもう一方では、ああなるほどまだ間に合う、私に「鳥」はまだついているんだって気づかされて、ならその存在に言わなきゃ、こんな私でも大切に思ってくれてありがとうって伝えなきゃ。大事に思ってくれる人がいるんだから軽々しく命を舍てちゃいけないんだ、こんなにも愛されているんじゃないか。
たとえそれがたとえ甘えでもいい、まだ生きてていいよって、許してくれる人がいるって知ったとき、恥ずかしいけど、やっぱり心の何処かで少し、楽になった。
だから八話の井戸の底の獨白でじわーっと目頭が熱くなった。
自分はなんて落下に似ているのだろう、と思った。けど幸いにもまだ後戻り出來る、まだ私もその鳥たちも生きている、伝えることが出來る。

でもようやく気持ちが楽になってたところ、礫の過去が明らかになるにつれて、これはいけない、これは重症だと直感的にわかってしまった。
それほどまでに自分の気持ちと同調して、同じ原理のもとで行動し、その心中を解き明かすキャラに出會ったのは初めてだ。まるで自分がもう一人の自分が自分でも向き合えない心の底に潛む真実の気持ちを言葉に転じて発しているのを聞いているような不思議な感覚に襲われ、言葉が雪のように積もると共に、心は礫とシンクロして引き裂かれていく。
ずっと待ってただけだった。
救いの手がいつかきっと差し伸べてくると、ただじっとして同じところでひたすらに待っていた。
けどどれだけ待っていても、募るのはただの苛立と自己嫌悪。
自分勝手な望みのように、「誰かがずっと側に居てくれる」なんて救いだけは、決して訪れなかった。
そして自分自身に求めた救いの鳥もすでに一度は「死んでいた」。
ずっと同じ所に居続けてたから、それこそ訪れようもなかった。
そして先に往く者たちが妬ましくて、欝陶しかった。
さっきまではまるで同じ所に立っていたのに、いつの間にか先に急ぐ皆に取り殘されて、獨りだけ哀れみをかけられる立場となっていた。
その卑屈な思いに襲われるたびに、その部屋も身を守る繭から牢獄に姿を変ってしまう。
助けてなんて言えない、言ってなんの返事もなかったら、もしくは自分自身がその返事を返していたら、それこそ笑えない冗談だ。
自分勝手な願いを眼に及ぶ他人にこっそり押し付けて、それに気づかないと勝手に傷ついて、勝手に諦めてた。
それこそ極上のわがまま。

私が思う灰羽たちは、きっと皆が皆早死した子供たちだ。
死因こそ違うけれど、生前、どのような経緯で死を選んだのか、或いは死に選ばれたのか、それをしっかりと受け入れられるかどうかが區切りになっていると思う。
繭の中で見る夢はどう見ても死に際の情景で、それを名前にして、その灰羽の本質を表す真名となるくらい大切なものだから、きっとその灰羽の生前の恨みや未練が、死後にまで引き折っていたからこそ、壁の外へ行けない足枷になっていると思う。
だから年少組は將來の夢を名前にする。だって訳も分からないまま死んでしまったから、受け入れるほかなかった。
けど年長組は、少なくとも自分の意志で死を選んだ者がそのことを身に覚えがあるから、罪の意識に囚えられて、灰色の羽も迷いと苦しみに黒く染められた。
一度気づいたら最後、誰もが獨り環の中に嵌り、ずっとそこから抜け出せない、ただ虛しい空回りし続ける。
側に支えてくれる存在が無ければ、導いてくれる人が無ければ、ただ二度目の、もう一度の死がそこで待つだけ。

けれど、そういうのもちょっとおかしいかもしれない。
一度はすでに死んでいるはずのに、罪から解放されない限り、灰羽は羽を失くし輪っかを無くすという。人裡離れたところで老いて「死ぬ」というのは、どうもおかしく感じてならない。
そして、當の礫が體験した「二度目の死」は、一度目の死の繰り返しだった。
それでなんとなく悟った。
一度死んでも救われないなら、そこから三度目の、四度目の死があっても當然のようなものじゃないか。
ああ、なるほどこれは例の「地獄」の構造だ。
自ら救われた者が壁を超えて、新たな生を受けて生きていく。
救われぬ者は、その罪の環から抜け出せない罰としてもう一度その繰り返しをその一身に受け、そしてもう一度救いを探す機會を與えてくれる。
なんて都合の良い、救いの循環。
なんという優しい、心溫まるシステムなのだろう。

だから、死後がもし本當にそんな贖罪の輪廻が待っているだとしたら、いつか死んでやってもいいような気がした。

キーを叩くのも考えるのも疲れた。
繭の中で、一眠りしてくる。
今日はどんな夢を見るのかな、今から楽しみだ。
鮮やかな生と穏やかな死の間に漂い揺蕩う、
一時の安らぎだけを求めて。

動畫信息

灰羽聯盟
中文名:灰羽聯盟
原 名:灰羽連盟
又 名:Haibane renmei
首 播:2002-10-09(日本)
IMDb:tt0380113

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