となりのトトロ 龍貓 日語劇本


3樓貓 發佈時間:2022-08-13 05:18:39 作者:夏小昭 Language

完結
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隣のトトロ 腳本

    さつき : お父さん。 キャラメル。
    お父さん : お, ありがとう。 くたびれたかい。
    さつき : ううん。
    お父さん : もう じきだよ。
    さつき : めい。 隠れて。 お回りさんじゃなかった。 お-い。
    お父さん : おうちの方 どなたか いらっしゃいませんか。
    あ, どうも。 草壁です。 引っ越して來ました。 よろしくお願いします。
    男: 御苦労さまです。
    お父さん : どうも ありがとう。 さあ, 著いたよ。
    めい : あ, 待って。
    さつき : ね, 橋があるよ。
    めい : 橋。
    さつき : 魚。 ほら, また 光った。
    お父さん : どうだ。気に入ったかい。
   さつき : お父さん、 素敵ね。 木のトンネル。
             あ, あのうち。 早く。 あ, ぼろ。
    めい : ぼろ。
    さつき : おばけ屋敷(やしき)みたい。
    めい : おばけ?
    さつき : くさってる。腐ってる
    さつきとめい : 壊(こわ)れる。 壊れる。
    さつき : ね, 見てごらん。 ほら, 大きいね。 お父さん, すごい木。
    お父さん : あ, くすのきだよ。楠
   さつき : くすのき。
   めい : くすのき。
    さつき : どんぐり。(団慄)
    めい : あ, 見せて。
    さつき : あ, また。
    めい : あ, あった。
    お父さん : こら, こら, 雨戸(あまど)が あきられないじゃないか。
    めい : どんぐり。
    さつき : 部屋の中にどんぐりが落ちているの。
    めい : 上から落ちてきたよ。
    お父さん : リスでもいるのかな。
    さつきとめい: リス……
    お父さん : それとも どんぐり好きのネズミかな……
   めい : ねえ……リスがいい……
    男: これ……どこへ運びます。
    お父さん : え……ここへ……今開けます…… さつき……裡(うら)のかけくちを開けて…
    さつき : はい……
    お父さん : 行けばすぐ分かるよ……
    さつき : うん……ほら……早く……行くよ……
    めい : うん……待って
    さつき : お風呂……いないね……
    お父さん : そこはお風呂だよ
    さつき : お父さん……ここに何かいるよ……
    お父さん : リスかい。
    さつき : わからない……ゴキブリでもない……ネズミでもない……黑いのがいっぱいいたの……どう。
お父さん : そりゃ……まっくろくろすけ だな……
    さつき : まっくろくろすけ。 絵本(えほん)に出てた。
    お父さん : そうさ……こんないいお天気におばけなんか出るわけないよ……明るい所から暗い所に急に入ると……目が眩んで(くら)まっくろくろすけが出るのさ……
    さつき : そうか……
    「まっくろくろすけ……出ておいで……出ないと……目玉(めだま)を穿る(ほじくる)ぞ……」
    お父さん : さあ……仕事……仕事……二階の階段はいったいどこにあるでしょうか……階段を見つけて二階の窓を開けましょう……
    さつき : は……い……
    めい : あ……めいも……あ……お便所(べんじょ)……
    さつき : めい……あったよ……真っ黒だね……
めい : まっくろくろすけ……
    さつき : どんぐり……
    さつきとめい : まっくろくろすけ 出ておいで
    さつき : どんぐり……
    さつきとめい : まっくろくろすけ 出ておいで
    さつき : まっくろくろすけさん……いませんか……お父さん……やっぱりこのうち何かいる
    お父さん : そりゃすごいぞ……お化け屋敷に住むのが子供の時からお父さんの夢だったんだ……
    さつき : あ……たいへん……
    めい : 捕った……お姉ちゃん……
おばあさん : 元気だね……
    お父さん : このうちを管理(かんり)されてる隣(となり)のおばあちゃんだよ……応援(おうえん)に來てくださったんだ
    さつき : さつきに妹のめいです……こんにちは……
    おばあさん : はい……こんにちは……賢(かしこ)そうな子だよ……こんなにいそぎじゃなきゃ……うちのていどでもしといたんだけど……
    お父さん : はは……これで十分(じゅうぶん)ですよ……
    おばあさん : いまじぶんは 田んぼ(たんぼ)が忙しくて……ときどき掃除はしといたんだ
    さつき : めい……手 まっくろじゃない……どうしたの……
    めい : まっくろくろすけ 逃げちゃった……
    さつき : あ……めいの足……あ……私のも まっくろ……
    おばあさん : いや……いや……いや……こりゃすすあたりが出たな……
    さつき : すすあたり。 すすあたりって……こんなで ざわざわって動くもの。
    おばあさん : だれもいねい古いうちにはいて……そこらじゅう……すすとほこりだらけにしちゃうのよ……小っちゃいころにはわしにも見えたが……そうか……あんたらにも見えたんけ…
    お父さん : それは妖怪(ようかい)ですか……
    おばあさん : そっとろ恐(おそ)ろしげのもんじゃねえよ……にこにこしとれば……悪さはしねいし……いつの間(ま)にか いなくなっちまうんだ……今ごろ天井(てんじょう)うらで引っ越しの相談でもうってるのかな……
    さつき : めい……みんな 逃げちゃったさぁ。
    めい : つまんない……
さつき : だって……こんなに出てくると  どうするの……
    めい : めい怖(こわ)くないもん……
    さつき : あら……じゃ……夜になってもお便所一緖に行ってやらんない……
    おばあさん : さあさ……掃除しよう……川で水をくんできておぐな……
    さつき : 川で。
    めい : めいも行く……
    さつき : めいはそこで 待ってな……
    めい : お魚 取れた。
    さつき : おばあちゃん……出た……
    おばあさん : とうぶんくみな……水がちめたくなるまで……
    さつき : ……あ……さっき(先)の……何……ご用……
    かんた : か……かあちゃんが……ばあちゃんに……
    さつき : 何……待って……これ何……
    おばあさん : かんたか……
    かんた : おまえんち……おばけやしき……
    お父さん : そういうのお父さんにも覚えがあるな……
さつき : 男の子嫌い……でも……おばあちゃん(う)ちの はぎは とても好き……
    おばあさん : たんと おあがり……
    さつき :ご苦労様……
    お父さん : どうも ありがとう ございました……
    さつきと めい : さようなら……
    めい : お父さん……おうち ぼろだから潰れちゃうよ……
    お父さん :引越したばかりで 潰れるのは 困るなぁ…… ははは……みんな 笑ってみな……おっかないが 逃げちゃうから
めい : めい…… こわくないもん……
    さつきとめい : いち……に……いち……に……いち……に……
    お父さん : がんばれ……がんばれ……よし……洗濯終わり……
    さつき : 出発(しゅっぱつ)……おばあちゃん……こんにちは……
    おばあさん : お揃い(そろい)で お出かけかい……
    さつき : お母さんのお見舞いに行くの……
    おばあさん : ほら……えらいよな……よろしくえっとくり……
    さつき : は……い……あ……こっち……こっち…… こんにちは……
お母さん : いらっしゃい……
    めい : おかあさん……
    お母さん : めい……よく來てくれたわね……
    めい : お父さん……道間違えちゃったんだよ……
    お母さん : そう……いらっしゃい……
    さつき : 今日たおい 休みなの……
    お母さん : そうか……
    めい : おとうさん……先生とお話してる……
    お母さん : みんな來てくれて嬉しいわ……新しいおうちはどう。 もう落ち著いた。 へえ……お化け屋敷。
    めい : おかあさん……お化け屋敷好き。
    お母さん : もちろん……早く退院(たいいん)してお化けに會いたいわ……
    さつき : よかったね……めい……心配してたの……おかあさんが嫌いだと困るなって…
    お母さん : さつきとめいは……
    めい : 好き……めい……怖くないよ……
    お母さん : めいの髪のけ さつきが結ってあげてるの……
    さつき : うん……
お母さん : 上手よ……いいね……めい……
    めい : うん……でも……お姉ちゃん すぐ 怒るよ……
    さつき : めいが 大人しくしないからよ……
    お母さん : さつき……おいで…… ちょっと 短すぎない。
    さつき : 私……このほうが好き……
    めい : めいも……めいも……
    さつき : 順番……
    お母さん : 相変わらずの癖っけね……私の子供の頃と そっくり……
    さつき :大きくなったら……わたしの髪も お母さんのようになる。
    お母さん : たぶんね……あなたは 母さんに似たから……
    さつき : おかあさん……元気そうだったね……
    お父さん : あ……そうだね……先生も もう少しで 退院できるだろうと言ってたよ……
    めい : もう 少しって 明日。
    さつき : また めいの明日で 始まった……
    お父さん : 明日は ちょっと 無理だな……
    めい : おかあさん……めいのふとんで 一緖に寢たいって……
さつき : あれ……めいは大きくなったから 一人で寢るんじゃなかったの……
    めい : お母さんはいいの……
さつき : お父さん、朝ですよ。
    めい : 起きろ!
    お父さん : すまん、また ねずぼうした。
    さつき : 今日から私 お弁當よ。
    お父さん : しまった!すっかり忘れてた。
    さつき : 大丈夫!皆のも作るね。
    めい : 焦(こ)げてる
    さつき : 待(ま)って!これ、めいのね。
    めい : めいの 
    お父さん : めい、座って食べなさい 
    さつき : はい 自分で包んで(包む:つつむ)
    みっちゃん : さつきちゃん 
    さつき : あ!大変!はい~~
    お父さん : もう友達が できたのかい。
    めい : さつきちゃんだって。
    さつき : うん、みっちゃんて言うの。ご馳走さま、行ってきます。 
    お父さんとめい : いっていらっしゃい。
    さつき : おはよう 
    みっちゃん : おはよう!早く行こう。
    さつき : うん。
    めい : お父さん、めい おねえさんみたい。
    お父さん : うん、おべんとう提げて、どちらへ。
    めい : ちょっと そこまで 
    めい : お父さん。お弁當まだ 
    お父さん : へえ、もう。 
    めい : お父さん、お花屋さんね。おたまじゃくし。あれ!そこぬけだ。みつけ!
あなたはだれ。まっくろくろすけ。
トトロ!あなたトトロって言うのね やっぱりトトロね。
    さつき : じゃね。
    みっちゃん : 後でね。 
    さつき : ただいま。
    お父さん : お帰り。あ~もうこんな時間か。 
    さつき : めいは。 みっちゃんちに行くの。
    お父さん : お弁當まだなんだ。めい ?庭で遊んでないかい 
    さつき : めい、めい!お父さん、めいの帽子があった~あ!めい、めい!こら!起きろ!こんなどこで寢てちゃだめでしょう。
    めい : トトロは。 
    さつき : トトロ。
    めい : あれ。あれ~ 
    さつき : 夢見てたの。
    めい : トトロいたんだよ。 
    さつき : トトロって、絵本に出てたトロロのこと。
    めい : うん!トトロって~ちゃんといたもん。毛がはいって。こんな口してて、こんなのとこのくらいのと、こんなに大きいのが寢てた。
    お父さん : いた。いた。へえ、すごいね!祕密基地(ひみつきち)みたいだな。
    さつき : お父さん、めい、ここでトトロに會ったんだって。
    お父さん : トトロ。
    めい : うん、こっち。 
    お父さん : おい、待ってくれ。 
    さつき : ここ。
    めい : ううん。さっき大きな木の所に行った。
    さつき : だけど一本道(いっぽんみち)だったよ。めい、戾(もど)っておいで。
    さつきとお父さん : ははは 
    めい : 本當だもん。本當にトトロいたんだもん。噓じゃないもん 
    お父さん : めい 
    めい : 噓じゃないもん 
    お父さん :うん!お父さんもさつきもめいが噓つきだなんて思っていないよ。めいは、きっと、この森の主(ぬし)に會ったんだ。それはとても運(うん)がいいことなんだよ。でも、いつも會えるとはありえない。さあ、まだ挨拶に行ってなかったね 
    さつき : 挨拶(あいさつ)。
    お父さん : 森へ出発(しゅっぱつ)。めいも重くなったな。 
    さつき : おとうさん、あの楠木、大きいね。 
    めい : あった
    さつき : あの木
    めい : うん 
    さつき : おとうさん、速く
    めい : 穴なくなちゃった 
    さつき : ほんとうにここ。
    めい : うん 
    さつき : 穴が 消えちゃったんだって 
    お父さん : ね、いつでも會えるわけじゃないんだよ 
    さつき : また 會える。 私も會いたい 
    お父さん : そうだな。運がよければね。立派な木だな。きっとずっとずっと昔からこう立っていたんだね 昔々は人々(ひとびと)は仲(なか)よしだったんだよ。お父さんはこの木を見て、あの家がとても気にいったんだ。お母さんもきっと好きになると思ってね。さあ、お禮を言って戻ろう。お弁當たべなきゃ。 
    さつき : そうだ。みっちゃんちに行く約束なんだ 
    めい : めいも行く~
    お父さん : 気をつけ! めいがお世話になりました。これからもよろしくお願い致します。
    さつきとめい : お願い致します。
    お父さん : うちまで競爭(きょうそう) 
    さつき : あ!ずるい~
    めい : あ 待って!
    さつき : 速く。
さつきの手紙: 今日はとてもすごいニュースがあるんです。めいがおばけのトトロに出會いました。私は自分も會えたらいいなと思っています。
    かんたのお母さん : かんた~速くしないと遅れるよ。
    さつき : 先生
    先生 : はい~さつきさん 
    さつき : あのう、妹が~おばあちゃん めい 
    おばあさん : ごみんな~お姉ちゃんどこへ行くってきかねえもんだから 
    さつき : めい、今日は、お父さんが大學へ行く日だから。おばあちゃんちでいい子で待ってるって約束したでしょう。わたしはまだ二時間あるし、おばあちゃんだって忙しいのに。
    おばあさん: ずっといい子にしてたんだよ~ねぇ。
    さつき : おばあちゃん、先生に話してくる。
先生: さつきさんのお家はお母さんが入院されていて大変なんです!皆さん~仲良くできますね。
    學生だち : は……い…
    學生: なに?それ。
    めい : トトロだよ。
    さつき : しっ!おとなしくしてなきゃ だめでしょう。
    めい : うん。
    學生: じゃね。
    さつき : クラス休むって言って。
    學生: うん。先生にゆっとく、バイバイ
    さつき : めい。急いで。雨降るよ。あ!降ってきた。
    めい : めい。泣かないよ。えらい?
    さつき : でも、困ったね。おじどうさま。ちょっと雨宿(あまやど)りさせてください。
    めい : おねえちゃん。よかったね、傘泣いてるね。
    さつき : お父さん、傘持っていかなかったね。
    めい : めいも迎えに行く。
    かんた : だから忘れたの。
かんたのお母さん : 雨が降っている時に傘を忘れる馬鹿がどこにいるの。
    かんた : いてえ。
    かんたのお母さん : どうせ振(ふ)り回(まわ)して壊しちゃったんだよ。
    かんた : ちがわい。
    さつき : 御免下さい。
    かんたのお母さん : あら、さつきさん、めいちゃんも、ばあちゃん。
    さつき : 今日はすみませんでした。
    かんたのお母さん : こっちこそ、お役にたてなくてね。
    さつき : あのう、この傘、かんたさんが貸してくれたんです。
    かんたのお母さん : へえ、あの子が。いやだよ。こんなぼろ傘。
    さつき : めいもいたから。とても助かったの。でも、かんたさんが濡れちゃって、ありがとうございました!
    かんたのお母さん:いいのよ。いつだって泥だらけなんだから。きっときれいになるでしょう。お父ちゃんの迎えに行くの。 えらいね、めいちゃん、バイバイ。
    おばあさん:だれがきたんけ。
 かんた : しらね……

さつき:あぁ、ちょうど來たよ。
乗務員 : 乗りますか。発車(はっしゃ)、オ、ライ。
めい : お父さん、乗っていないねぇ。
さつき : きっと次のバスなんだよ、めいはおばあちゃんちで待ってる。
さつき : どうしたの。めい、眠いの。 だから言ったのに、今からおばあちゃんうち行く。 もうすぐだから 頑張りな、バス~遅いね。
さつき :ほら。トトロ。 あ、待ってね、貸してあげる、速く、めいが落ちちゃう、こうやって使うのよ。あ、バスが來た、トトロ、お父さんの傘持っていっちゃった。
お父さん : や、すまん、すまん、(発車、オ、ライ)。電車が遅れてね、バスに間に合わなかったんだ、心配したかい。
さつき : 出た、出た、お父さん、出た!
めい : 貓、貓のバス。
さつき : すっごく大きいの。
めい : こんな目してるの。
さつきとめい : 怖い
さつきとめい :あっちゃった!トトロにあっちゃった!素敵!こわい!ははは~
さつきの手紙: お母さん、まだ胸がどきどきしているくらいです、とても不思議(ふしぎ)で不気味(ぶきみ)で楽しい一日でした。それに、トトロのくれたお禮も素敵だったの、笹の葉でくるんで(包む:くるむ)、龍(りゅう)の髭(ひげ)で縛ってある(縛る:しばる)包みでした、うちに帰ってから開けて見ました、そうしたら、中から木の実(み)が、…
お母さん : おうちの庭が森になったら素敵なので、木の実は庭に撒く(まく)ことにしました。
さつきの手紙:でも…なかなか芽(め)が出ません、めいは毎日毎日まだ出ない~まだ出ないと言います、まるで猿蟹合戦(さるかにがっせん)の蟹になったみたい、もうすぐ夏休みです、早く元気になってください、御母さん様、さつき。
父さん : 消すよ。
さつき:待って。(まって)
めい : お父さん、明日芽出るかな。
お父さん : そうだな、トトロなら知っているだろうけどな、お休み。
さつき : 木の実を撒いた所だよ。やった。めい、あたしだち風になってる。
めい : 木がない、あ、やった。
さつき : 夢だけど。
めい : 夢じゃなかった。
さつきと めい : やった。
郵便急配: 草壁さん、電報(でんぽう)です、草壁さん、電報ですよ。留守かな。
めい : おばあちゃん~
おばあさん: こっちだよ、これが食べごろだ。
さつき : おばあちゃん、これは。
おばあさん: いいよ。
さつき : おばあちゃんの畑(はたけ)って寶(たから)の山みたいね。
おばあさん: さあ、一休み、一休み、よくひいているよ。
さつき : いただきます、おいしい。
おばあさん: そうかい、お天道様(てんとうさま)いっぱいあびている(浴びる:あびる)から、體にもいいんだ。
さつき : お母さんの病気にも。
おばあさん:もちろんさ、ばあちゃんの畑のもん食べりゃ、すぐ元気になっちゃうの。
さつき : 今度の土曜日、お母さん帰ってくるの。
めい : めいの布団で一緖に寢るんだよ。
おばあさん: そうかい、いよいよ退院か。
さつき : ううん、まだ本當の退院じゃなくて、月曜日には病院へ戻るの、少しずつ ならすんだって。
おばあさん: どんどん食てもらわなくちゃ。
めい : めいの採った玉蜀黍(とうもろこし)、お母さんにあげるの。
おばあさん: お母さん、きっと喜ぶよ。(よろこぶ)
めい : うん。
かんた :電報、留守だから、預かった。(預かる:あずかる)
 さつき : わたしうち。 おばあさん、お父さん夕方まで帰らないの。
おばあさん:開けてみな、急ぎだといえねから。
さつき : うん、レンラクコウ シチコクヤマ しちこくやま病院、お母さんの病院からだわ、お母さんに何かあったんだ、おばあさん、どうしよう、連絡しろって。
おばあさん: 落著いて、落著いて、お父さんの居場所(いばしょ)わかるのか。
さつき : 研究室の番號は知っているけど、でも、電話がないもん。
おばあさん: かんた、本家(ほんけ)に連れていてあげな、電話貸してもらえ。
かんた : うん、
おばあさん: めいちゃんは ここにいな。
さつき:めい、おばあちゃんどこにいな!
もしもし、市外(しがい)お願いします、東京の31局の1382番です、はい。
おばあさん : かわいい子じゃね、かんた。
さつき : もしもし、はい、もしもし、考古學室(こうこがくしつ)ですか、父を、あのう、草壁をお願いします、あたし、草壁さつきです。はい。お父さん、あたし、さつき。
お父さん:あ、何だい?うん、病院から、わかった。今すぐ病院に電話してみるよ。
さつき : お母さんに何かあったの、どうしよう、お父さん。
お父さん : 大丈夫だよ、病院に確かめたら、すぐそっちへ電話するから、そこで待たせてもらいなさい。じゃ、いっだん切るからね。
さつき : おばあちゃん、ここで待たせてください、お父さんが電話してくるの。
おばあさん : あ、ゆっくりしていきな。
めい : お姉ちゃん。だめだよ。これ、お母さんの玉蜀黍だよ。だめだもん、お母さんにあげるんだもん。
さつき :めい、お母さんの體の具合が悪いんだって。だから、今度帰ってくるの延ばすって。(延ばす:のばす)
めい : いやだ。
さつき : 仕方ないじゃない、無理して病気が重くなったら困るでしょう。
めい : いやだ。
さつき : ね、ちょっと延ばすだけだから。
めい : いやだ。
さつき : じゃ、お母さんが死んじゃってもいいのね。
めい : いやだ。
さつき : めいの馬鹿、もう知らない。
かんた : 行こうよ。
めい : お姉ちゃんの馬鹿、わあぁぁ~~~
おばあさん:そろそろ洗濯物しまわねと、そんなに気をおとさんで(落とす)、ばあちゃんが手伝いに來てやったから元気出しな。お父さんは病院によるとえってんですよ、お母さん、風邪だって言うんだから、次の土曜日は戻ってくるよ。
さつき : この前もそうだったの。ほんのちょっと入院するだけだって、風邪みたいなものだって、お母さん死んじゃったらどうしよう。
おばあさん: さつきちゃん。
さつき : もしかしたら、お母さん、うわあぁぁ。
おばあさん: 大丈夫大丈夫、~略~ 父ちゃんが戻るまで ばあちゃんがいてやるからな。
おばあさん: めいちゃん。
さつき : め、い、め、い、めい、戻ってきた?
おばあさん: バス停にもえなかったけ。 おかしいな、どこさえ行っちゃったもんだか。
さつき : さっきめいと喧譁(けんか)したの。だって、めいったら、あ、あの子、お母さんの病院に行ったんじゃないかしら。
おばあさん: 七國山の病院か。 大人の足でも三時間かかるわ。
さつき : みてくる。
おばあさん:かんた、速く、父ちゃんを呼んでこい、めいちゃんがいなくなっちゃったんだ。
さつき : めいのばか、すぐ迷子になるくせに。めい~すみません。おじさん、あのう、この道を小さな女の子が通らなかったですか、あたしの妹なの。
男: さてね、女の子、見たら気がついただろうけどな。(気がつく)
さつき : こっちじゃないのかしら、
男: 確かにこっちへ來たのかい。
さつき : わからないの。めい~
さつき : 止まってください、
男 : 馬鹿野郎、危ない!
さつき : 妹を捜してるんです、女の子見ませんでしたか。
女:妹さん?
さつき:七國山病院へ行ったらしいの。四歳の、女の子です。
男:良子ちゃん、気がついた?
女:ううん。わたしたちねぇ、七國山から來たの。けど、そういう子が見なかったわよ。さつき:そう、ありがとう。
男:おまえ、どこから來たの?
さつき:鬆後です。
男:鬆後?!
女:何かの間違いじゃない?
男:じゃなぁ~
かんた:さつき!
さつき:かんた!いった?
かんた:だめだ!こっちも?今父ちゃんたちが捜してる。おれ、代わりに七國山へ行ってるから。おまえは家に戻れ。
さつき:めいは病院へ行こうとして、途中で道を間違えたのよ。きっと。
かんた:さっき、しい下駄サンダルが見つかったんだ。まだめいの物で決まっていないぞ。
男:見つかったかい。
男 : こっちの方は泥が深いから、そのさき。~~なになに~-_-~
みっちゃん: ばあちゃん、さつきちゃんが來た。
さつき : おばあちゃん。
おばあさん: これ、これだよ。
さつき : めいんじゃない。
おばあさん:よかったよ!わたしはてっきりめいちゃんのかと思って。
男 : なんだ、ばあちゃんのはやとちりか。
男 : おい、間違えだよ。
男 : や、どこへ行ったな。
女 : 速くしないと暗くなるよ。
男 : すまねえな、みんな、御苦労でも~~~
さつき : お願い、トトロの所へ通して、めいが迷子になっちゃったの、もうじき暗くなるのに、あの子、 どこかで 道に迷ってるの、トトロ、めいが迷子になっちゃったの、捜したけど、見つからないの、お願い、めいを捜して、今頃きっとどこかで泣いてるわ、どうしたらいいか、わからないの!
さつき : みんなには見えないんだわ。木が避けてる。ばか、めい!
めい : ごめんなさい、
さつき : 玉蜀黍をお母さんに屆ける気だったの、病院へ行ってくれるの。。ありがとう。 お母さん : ごめんなさい、ただの風邪なのに、病院が電報を打ったりしたから、子供たちきっと心配してるわね、かわいそうなことしちゃった。
お父さん : いや、わかれば、安心するさ、君も皆もこれまでよく頑張ってきたんだもの、楽しみがちょっと延びるだけだよ。
おかあさん : あの子だち、見かけよりずっと無理して來たと思うの、さつきなんか聞き分けがいいから、なおのことかわいそう。
お父さん : そうだね、
お母さん : 退院したら、今度はあの子だちにうんとわがままをさせてあげるつもりよ。
めい : おかあさん、笑ってるよ。
さつき : 大丈夫みたいだね。
めい : うん。
お母さん : はやく元気にならなくちゃね。
お父さん : あれ、誰だろう、どうしたの。
お母さん : いま、そこの鬆の木でさつきとめいが笑ったように見えた。
お父さん : 案外(あんがい)、そうかもしれないよ、ほら。

動畫信息

龍貓
中文名:龍貓
原 名:となりのトトロ
又 名:鄰居託託羅 / 鄰家的豆豆龍 / 隔壁的特特羅 / Tonari no Totoro / My Neighbor Totoro
首 播:2018-12-14(中國大陸) / 1988-04-16(日本)
IMDb:tt0096283

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